今週発生した地震でトルコの金融市場は大きく動揺しており、高い物価上昇率や外資に依存する脆弱(ぜいじゃく)な同国の経済に対する懸念が高まっている。  トルコ株式市場の当局者は8日、14日夜まで5日間取引を停止すると発表した。トルコ株指標のイスタンブール100指数は今週に入り16%安となった。またトルコとシリア北部で6日に地震が発生して以降、同国の基準借入金利は0.5ポイントほど上昇している。  トルコとシリアではこの地震で1万1000人以上が死亡。救命活動が続けられる中、死者数は今後も増え続けるとみられている。