米労働省が14日発表した1月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比6.4%の上昇となった。上昇ペースは昨年6月に9.1%と1981年以来の高水準を記録してから7カ月連続で鈍化した。12月の上昇率は6.5%だった。インフレは歴史的な高水準からは下がっているが、低下のペースも鈍ってきているようだ。前月比では、CPI上昇率は0.5%と、2022年12月の0.1%から加速した。エネルギー価格、家賃などの回復がけん引した。変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアのCPIは、前年同月比での上昇率が5.6%と、12月の5.7%から鈍化した。前月比では、コアCPIは12月から横ばいの0.4%上昇となった。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)がまとめたエコノミスト予想は前年同月比でCPIが6.2%上昇、コアCPIが5.5%上昇だった。