米国に滞在しているブラジルのジャイル・ボルソナロ前大統領が3月に帰国し、左派のルイス・イナシオ・ルラ・ダシルバ大統領に対抗する野党勢力を率いる考えを明らかにした。また抗議デモ参加者による官庁施設の襲撃を扇動したとする疑いに関しても、自らの潔白を主張していくと述べた。ボルソナロ氏は昨年の大統領選でルラ氏に僅差で敗れ、年末からは米フロリダ州に滞在している。同氏はブラジルを出国してから初のインタビューで、「右派運動は終わったわけではなく、続いていく」と述べた。また今後は自らを支持する連邦議会や州政府の勢力と手を組み、経済活動を重視する政策を推し進めていくほか、家族観に反する人工中絶や銃規制といった政策には反対していくとした。