独自のビジネスモデルの
企業が1位と2位に
今回は、上場企業の有価証券報告書に記載された平均年収のデータを使って、「年収が高い会社ランキング2022最新版【従業員の平均年齢20代】」を作成した。対象期間は2021年4月期~22年3月期。従業員数は単体ベースで、20人未満の企業は除外した。
早速、ランキングを確認していこう。
1位は、M&A仲介のM&A総合研究所で、平均年収は686.8万円、平均年齢は29.2歳だった。22年6月に株式公開したばかりではあるものの、AI・DXを活用したM&A仲介というビジネスモデルで、右肩上がりの成長が続く。
同社の事業ドメインである日本の中小企業によるM&A市場は、経営者の高齢化や後継者不在企業の増加などにより拡大傾向にある。
こうした中、22年9月期も売上高は39億1100万円(前年比194.5%)、当期利益は13億2600万円(同260.3%)と好調だ。
2位はフィル・カンパニーで、平均年収は673.2万円、平均年齢は29.4歳だった。
コインパーキングなどの地主に対し、駐車場の上部空間に空中店舗(貸店舗)の建設などを企画提案するという独自のビジネスモデルの企業だ。