韓国ポップミュージック(Kポップ)業界の影響力は過去20年にわたり世界を席巻してきた。その一方で、企業ドラマも世間の目を引きつけている。Kポップ業界大手2社を巻き込み、買収合戦が繰り広げられる可能性が出てきた。人気ボーイズグループ「BTS(防弾少年団)」が所属する韓国の芸能事務所HYBE(ハイブ)は、同業大手SMエンターテインメントの4分の1の株を取得するため、10日に株式公開買い付け(TOB)を開始した。SMエンタの創業者、李秀満(イ・スマン)氏から14.8%の株を取得することでも合意している。両方の取引が成立すれば、HYBEは合計約9億ドル(約1206億円)を支払う必要があるが、「SUPER JUNIOR(スーパージュニア)」や「aespa(エスパ)」などの人気グループを抱える有力ライバルを実質的に支配下に置くことができる。
韓国BTSの次回注目作、どろどろの企業ドラマか
Kポップ旋風を巻き起こした芸能事務所、ライバルにTOB
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