ロシアは、規模のより小さな隣国ウクライナにほぼすべての地上軍を投入しているにもかかわらず、苦戦している。こうした中、米当局者らは、中国がロシアに兵器や弾薬を供与しないよう警告している。中国がロシアに対する殺傷兵器支援を検討しているとの懸念は、昨年末から今年初めにかけて行われた当局者間の会合で初めて表面化したと当局者らは話す。米当局者らは、ビデオ会議や対面での会合を通じて中国側に対し、中国がロシアによる戦争を支援する上で「レッドライン(越えてはならない一線)に近づいている」との見方を伝えたという。ロシアによるウクライナ侵攻開始から間もなく1年となる中、アントニー・ブリンケン米国務長官は週末、中国政府がロシアに対し、主に兵器の形で致死性のある支援を提供することを検討しているという情報を米政府が入手したことを明らかにした。
中国の対ロシア軍事支援、米国がけん制
米国務長官、中国が「致死性のある支援」検討と発言
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