米宇宙開発ベンチャー、スペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ(スペースX)は衛星インターネットサービス「スターリンク」の一部契約者について価格調整を行う。一部の利用者にとって2年連続でコストアップとなる。同社は一部の利用者に向けた新たな電子メールで、スターリンクのサービス容量が制限されている地域に住む契約者を対象に、4月から価格を9%引き上げ月額120ドル(約1万6000円)とすると伝えた。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が確認したメッセージの写しによると、容量が制限されている地域の新規契約者はすぐに値上げ後の料金を支払うことになる。同時に、同社が言うところのインターネット容量が余分にある地域の契約者については月額110ドルから90ドルに値下げするという。値下げ、値上げそれぞれの対象となる利用者の数は分かっていない。