――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」米投資会社バークシャー・ハザウェイを率い、投資家に378万7464%超のリターンをもたらしているウォーレン・バフェット氏はかつて、「株式市場はせっかちな人から忍耐強い人へお金を移すようにできている」との言葉を残した。これまで稼ぐための近道を探していた多くの若い投資家が、今では同氏の考え方に賛同しつつある。金融危機後の焼け野原に昨今のハイテクブームの種がまかれようとしていた2008年、ベストセラー書籍「『週4時間』だけ働く」で「ニューリッチになる」方法を指南したティム・フェリス氏が、バークシャーの年次総会でマイクを握るという名誉にあずかった。バフェット氏とそのビジネスパートナーであるチャーリー・マンガー氏に対し、30歳で初めて100万ドルを手にした人はどのように投資すべきかと、声を震わせながら質問したのだ。
バフェット氏の模倣者、輝き失う
ハイテクや暗号資産投資の応援団は影響力なくし、バークシャーCEOの金言は残る
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