米政府の監視機関であるアフガニスタン復興担当特別監察官(SIGAR)事務所は、2021年のアフガニスタン軍崩壊を巡る調査報告書をまとめた。その中で、米国防総省が全面的な調査協力を拒否したと指摘し、監視不足が政府軍崩壊をもたらした一因だとする見解を示した。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が近日公表予定の報告書を確認した。米議会がSIGARに報告書の作成を命じた。本報告書はアフガン軍崩壊の重要な原因として、同国に提供された武器・軍装備に関する長年の説明責任の欠如、および体系的な計画の欠如を挙げた。報告書はまた、国防総省が公式な問い合わせへの回答を遅らせ、期限を守らず、質問に対して不完全な回答を寄せたことも問題視した。