米連邦捜査局(FBI)のクリストファー・レイ長官は28日、新型コロナウイルスの発生源について、中国にある研究所から流出した可能性が高いと述べた。全世界で700万人近くが犠牲になったウイルスの発生源を巡るFBIの見解はこれまで機密扱いだったが、公の場で初めて確認された形となる。レイ氏は米FOXニュースに出演し、「FBIはだいぶ前から、武漢の研究所で起きた事件がパンデミックの発生源となった可能性が最も高いと判断している」と発言。またFBIを含む米政府機関やパートナー国によるパンデミック発生源に関する捜査に対し、中国政府が妨害や混乱を引き起こそうと試みているものの、捜査は継続しているとも述べた。