自分の考えていることが、うまく人に伝えられない」「人とコミュニケーションをとることに、苦手意識がある」と悩む方は多くいます。しかし、その悩みこそ「相手とよい関係を築き、人を動かす」ための第1歩に変えられるのです。『超完璧な伝え方』の著者、4代目バチェラー・黄皓氏による「誰とでもスマートに人間関係を築く」ための簡単なテクニックを紹介します。

「人間関係がうまい人」が「雑談」で「天気の話」をしない理由Photo: Adobe Stock

天気やニュースより使える雑談ネタ

雑談では大前提として「相手と共通の話題」を探さなければいけません。

まず思いつくのは社会的なニュースや時事的なネタについて話すことです。

「今朝のニュース、見ましたか?」、「昨日の雨、すごかったですよね」など、相手も知っていることは話題にしやすいものです。

しかし、これでは「いかにも雑談」という感じがして、表面的な会話で終わってしまう可能性もあります。

そこでオススメなのは「名刺」を雑談(アイスブレイク)のネタにすることです。

名刺には相手の情報が詰まっています。たとえば相手の名前が珍しければ「はじめてこの名字の方に会いました。どこの地域のご出身ですか?」と質問できます。

あるいは、部署の名前について質問したり、会社の住所からも話題を広げられます。名刺のデザインがおしゃれなときは「すてきな名刺ですね」と褒めるのもいいでしょう。

また、プライベートの場面では「インスタやってますか?」と聞いてお互いのInstagramを見せ合うこともオススメです。

Instagramは「個人のホームページ」だと私は思っています。その人の趣味や好きなもの、センスやキャラクターがインスタを見ることでわかります。共通の知人がいると「あれ、なんでこの人と繋がってるの?」と話題にすることも可能です。

もちろん、SNSを他人に見せたくないという人もいるので注意は必要です。

ただ、SNSのなかでもInstagramは人に見せやすいオープンなSNSだと思うので、もし相手がOKであればぜひそこから話題を広げてみてください。

(黄皓著『超完璧な伝え方』から一部を抜粋・改変したものです)