職場での嫌がらせと言っても、やっていることは低次元なものがほとんどです。その最たる例が「仲間はずれ」でしょう。

　ただ、低次元の嫌がらせであったとしても、頻繁に繰り返されたり、長期間続いたりすれば、精神的なダメージが蓄積し、仕事にも支障をきたすようになります。

　そうやって相手をじわじわと追い詰めて、自分の思うように支配しようとするのが、モラハラの特徴なのです。

「職場の嫌な人」がする「嫌がらせ行為」も、自分に攻撃が向かってくるという点ではいじめとまったく同じこと。

　実際、自分の隣の席やすぐ近くに「モラ男」「モラ女」がいたら一大事です。あなたの仕事や私生活に大きな損害をもたらすかもしれません。

「職場の嫌な人」に対する対策は、真剣に考えるべき「喫緊の課題」と言えましょう。

相手の正体を把握できれば
冷静に対処することができる

　職場に「嫌な人」がいるかどうかは運の要素もあるため、避けようがありません。

　私たちができることは、

「嫌な人」にいかに対処するか。

「嫌な人」からどうやって自分を守るか。

　端的に言えば、この2つだけです。