――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  米画像処理半導体(GPU)大手のエヌビディアほど、生成系人工知能(AI)の開発競争から短期的に大きな利益を得られる態勢にあるハイテク企業は他にないだろう。おそらくマイクロソフトやグーグルさえもかなわない。  だがここで問題なのは、誰もがすでにそのことを知っているということだ。  エヌビディアの株価はこの6カ月で2倍以上に高騰し、同期間ではS&P500種の中で最もパフォーマンスの高い銘柄になった。