米電気自動車(EV)大手テスラは、冷え込む自動車市場の需要を喚起するために価格を引き下げた1-3月期(第1四半期)の納車台数が記録的な数に達した。2日発表した1-3月期の全世界の納車台数は42万2875台と、前年同期比で約36%増加した。これは、2022年10-12月期を約4%上回ったが、ファクトセットがまとめたアナリスト予想(約43万2000台)には届かなかった。コックス・オートモーティブによると、米国の1-3月期の新車販売台数は前年同期比約5.7%増の350万台だったもようだ。テスラは納車台数のうち米国の比率を公表していない。値下げがテスラのバランスシートにどのような影響を与えているか、4月19日に発表される1-3月期決算で投資家は初めて知ることになるだろう。ファクトセットがまとめた市場予想では、1-3月期の利益は前年同期の33億ドルから約26億ドルに落ち込む見通し。一方、売上高は188億ドルから230億ドル以上に増加するとみられている。
テスラ1-3月期の納車台数36%増 値下げが奏功
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