ジャネット・イエレン財務長官には失望させられてきた。中間選挙後に辞任していれば、同氏の評判への悪影響は少なくて済んだであろう。同氏は3月30日の講演で、今回の金融パニックについて説明しようとしたが、本当に責任を負うべき人たち以外のすべてを非難するという点で注目すべき内容だった。  今回の金融不安が起きるとは想定されていなかったため、イエレン氏には明らかに重い説明責任がある。同氏とジョー・バイデン大統領は、経済は非常に好調だと繰り返しわれわれに語っていた。