給与収入だけで老後資金をまかなえるのか不安に思う人が増えている。多くの人にとって「投資」が避けて通れない時代になってきた。資産を増やすという点で大きな選択肢の1つになるのが株式投資だ。「株投資をはじめたいけど、どうしたらいいのか?」。そんな方に参考になる書籍『株の投資大全ーー成長株をどう見極め、いつ買ったらいいのか』(小泉秀希著、ひふみ株式戦略部監修)が3月15日に発刊された。「ひふみ投信」の創始者、藤野英人氏率いる投資のプロ集団「ひふみ株式戦略部」が全面監修した初の本。株で資産をつくるためには、何をどうすればいいのか? 本連載では、特別に本書から一部を抜粋・編集してその要旨をお伝えしていく。

【9割の人が知らない株投資のコツ】成長株を探す6つのポイントPhoto: Adobe Stock

消費者としての感覚+会社四季報で、
成長株を逃さない

 会社四季報は「株のカタログ」として銘柄探しにうってつけです。詳しくは第2章で解説しますが、最新号の会社四季報をざっと見渡せば、世の中の最新の情報がつまっています。自分が知らない分野や知らない地方でのトレンドも書かれています。

 山口県発祥のファーストリテイリング(9983)、北海道発祥のニトリ(9843)、九州発祥のコスモス薬品(3349)など、地方からも超成長株がたくさん出ています。

 そうした会社を会社四季報で見つけたら、実際にその店舗に行ってみたり、すぐに行けなければネット検索で店の情報を確認してみたりしましょう。

 消費者・利用者としての感覚と、会社四季報を併用していくことが、個人投資家としての有力な銘柄探しの方法です。

 では、具体的に身の回りのどんな分野から、どんな成長企業が出てきているのでしょうか。

 個人投資から注目度の高い分野を取り上げて、少し具体的に見ていきます。下図に成長株を探すためのポイントをまとめました。

「こんな会社がこんなに株価上昇していたのか!」ということを感じ取って、今後自分で銘柄探しをする際の感触を得ていただければと思います。

小泉秀希(こいずみ・ひでき)
株式・金融ライター
東京大学卒業後、日興證券(現在のSMBC日興証券)などを経て、1999年より株式・金融ライターに。マネー雑誌『ダイヤモンドZAi』には創刊時から携わり、特集記事や「名投資家に学ぶ株の鉄則!」などの連載を長年担当。『たった7日で株とチャートの達人になる!』『めちゃくちゃ売れてる株の雑誌ザイが作った「株」入門』ほか、株式投資関連の書籍の執筆・編集を多数手がけ、その累計部数は100万部以上に。また、自らも個人投資家として熱心に投資に取り組んでいる。市民講座や社会人向けの株式投資講座などでの講演も多数。
ひふみ株式戦略部
投資信託ひふみシリーズのファンド運用を担うレオス・キャピタルワークスのメンバーにより構成された本書監修プロジェクトチーム。
ひふみ投信:https://hifumi.rheos.jp/