「OPECプラス」が再び減産に踏み切った。  石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの非加盟産油国で構成するOPECプラスは2日、5月から合計で日量166万バレルを追加減産すると表明した。予定されていた合同閣僚監視委員会(JMMC)の前日に行われたこの発表に、市場は不意を突かれた格好となった。  OPECが3日に出した文書によると、サウジアラビアとロシアの減産幅がそれぞれ日量50万バレルと最も大きく、他の7カ国はより小幅の減産となる。北海ブレント原油先物は3日朝の取引で前週末比6.1%高の1バレル84.74ドル前後に上昇した。