米議会の超党派議員が先週、ニューヨーク州を訪れている台湾の蔡英文(ツァイ・インウェン)総統とひそかに会合を開いていたことが分かった。議員らは台湾の独立を支持したほか、中国が台湾に侵攻した場合に中国に厳しい経済・金融制裁を科す法律についても話し合った。会合にはダン・サリバン上院議員(共和、アラスカ州)やジョニ・アーンスト上院議員(共和、アイオワ州)、マーク・ケリー上院議員(民主、アリゾナ州)が参加。蔡氏の訪米が注目を集める中、同氏とバイデン政権が最も重要なイベントに臨むタイミングで今回の会合が明らかになった。蔡氏はケビン・マッカーシー下院議長(共和、カリフォルニア州)と5日に会談する予定。中国政府は不特定の報復につながる行為だとし、関係緊迫化への米中両国の対応が試されている。
台湾総統、複数の米議員とひそかに会合 下院議長との会談前に
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