ドナルド・トランプ前米大統領は4日夜、ニューヨーク州で自身が起訴されたことを受けて発言し、マンハッタン地区検事や政敵を批判した。同氏はフロリダ州にある邸宅マールアラーゴで、「このようなことが米国で起こり得るとは考えもしなかった」とし、ここ数年の間に受けた捜査や弾劾裁判にも言及。「私が犯した唯一の罪は、わが国を破壊しようとする者たちから、恐れずに国を守ったことだ」と続けた。トランプ氏は4日、2016年大統領選の選挙期間中に元ポルノ女優に支払った口止め料を隠蔽(いんぺい)するために業務記録を改ざんしたとして計34件の重罪で起訴されたが、全ての罪状について無罪を主張した。トランプ氏は、この起訴は「大規模な選挙介入」だとし、リベラル派として知られるジョージ・ソロス氏から支援を受けているとしてアルビン・ブラッグ検事を非難。マールアラーゴの会場にはトランプ氏の支持者らが集まり、同氏の登壇時に「USA」と連呼した。
トランプ氏、NY州検事の起訴は「大規模な選挙介入」
有料会員限定
あなたにおすすめ