ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のエバン・ゲルシコビッチ記者がロシアの刑務所に収容されていることについて、米国務省は「不当拘束」に認定する方向で手続きを進めている。同氏は先週、スパイ行為に関与したとして取材目的での出張中に逮捕された。  正式認定は釈放に向けた米政府の取り組みの強化につながる。認定後は、国務省内で人質や不当に拘束されているとされる米国人の解放に向けた交渉を行う人質問題担当の特使に対応が委ねられる。事情に詳しい複数の関係者によると、国務省は早ければ週内に認定の判断を下すという。