米ウォルト・ディズニー傘下のマーベル・エンターテインメントの会長だったアイザック・パルムッター氏(80)は、ディズニーから解雇されたことについて、同社にあまりにも積極的にコスト削減を迫り、最高経営責任者(CEO)に復帰したロバート・アイガー氏が権限を与えたいと考えているクリエーティブ担当幹部らと衝突したためだと述べた。パルムッター氏は珍しくインタビューに応じ、ディズニーから先週解雇されたこと、アイガー氏との関係、ディズニーが近年犯したと思われる失策についてウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)に語った。ディズニーは典型的な従業員のほとんどに忠誠心を抱かせることで有名だが、パルムッター氏は典型的な従業員ではなく、そのように振る舞っていたわけでもない。経営陣の姿勢で気に入らないことがあれば、ボブ・チャペック前CEO、アクティビスト(物言う株主)のネルソン・ペルツ氏、フロリダ州のロン・デサンティス知事といった強力な味方に電話をかけ、懸念を表明した。