ロシアの裁判所は6日、スパイ容疑で先週拘束されたウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)エバン・ゲルシコビッチ記者について、弁護士からの異議申し立てを審理することを明らかにした。WSJはゲルシコビッチ氏に対するスパイ容疑を断固として否定している。モスクワ市の裁判所は、4月18日にこの訴えを審理すると述べた。裁判所は、ゲルシコビッチ氏がモスクワの刑務所に引き続き収監されることを承認するか、別の刑務所に移すことを命じるか、自宅軟禁あるいは保釈を認めるかを決定する可能性がある。裁判所の広報担当者は、最終決定は法律上、公表されなければならないが、手続きは公開されない可能性があると述べた。同裁判所は、ゲルシコビッチ氏が審理に直接出廷するか、ネット経由になるかはまだ分からないと述べた。