米国防総省は、ロシアによるウクライナ侵攻など重要な国際問題に関する政府の極秘文書とみられる資料が、ソーシャルメディアに投稿されたことについて調査を進めている。ここ数十年で最も危険な情報流出の一つになる可能性がある。3月1日頃、米政府の機密文書であることを示す「トップシークレット」などの印がついた100を超える画像が、ゲーム利用者向け交流サイト「ディスコード」の「マインクラフト」ファン掲示板に投稿された。その多くは最近削除されたが、一般公開されている情報から分析を行う研究者らは60以上のファイルをダウンロードした。文書は米国の軍や情報機関の内部からのものとみられ、ウクライナ軍の配置や防空、軍装備品に関する詳細や、米国がウクライナに提供した兵器や支援に関する機密情報、イスラエルや韓国などの国内事情に関する情報が含まれている。