米株のインデックス効果、もはや望み薄の訳Photo:Michael M. Santiago/gettyimages

 新たな研究によると、少なくともS&P500種指数の場合は、指数採用銘柄が小幅に上昇するという現象がこの10年間に平均して「消失」したことが分かった。

 米ハーバード大学経営大学院のロビン・グリーンウッド教授(金融・銀行論)は、S&P500種指数に連動しているマネーの量は過去10年で増えたものの、よく知られる「インデックス効果(指数効果)」が消失したと述べた。グリーンウッド氏は、同大学院のマルコ・サモン助教(経営学)と共同で、研究報告「インデックス効果の消失」を執筆した。