ロシアで4年以上拘束されている米海兵隊の退役軍人ポール・ウィーラン氏は、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のエバン・ゲルシコビッチ記者が同じくロシアで拘束されたことを把握しており、米ロ間の交渉で自身が再び対象外とされることを危惧している。ウィーラン氏の家族が11日に明らかにした。ウィーラン氏は自身を含まない囚人交換で他の米国人が解放されるのをこれまでに2度経験している。同氏の家族は、ウィーラン氏を含まない3度目の交換が実施されれば、「非良心的な裏切り」にあたるとした。米政府は、ウィーラン氏は不当に拘束されており、スパイ容疑での有罪判決も捏造(ねつぞう)されたものだとみている。だがこれまでのところ、同氏を解放するためロシアとの合意を取り付けることができていないという。
ロシアで拘束の元米海兵隊員、囚人交換での再度対象外を危惧
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