【ワシントン】米国務省は偽情報を流布して世論を操作しようとするロシア政府の情報工作への対策を強化している。  同省グローバル・エンゲージメント・センター調整官で特使のジェームズ・ルービン氏は、今週に入りバルカン半島を訪問。当地での会合で、外国政府がロシアと中国の誤情報拡散サイトを特定・閉鎖できるように、支援する取り組みを打ち出した。  ルービン氏はコソボの首都プリシュティナで電話インタビューに応じ、アントニー・ブリンケン国務長官の強力な後押しを受けて、ロシアの情報工作員を追い詰めることに注力していると話した。  バルカン半島は長年、情報戦争の主戦場となっている。