米国の複数の都市が、韓国の現代自動車とその傘下の起亜を提訴した。両社製自動車の盗難防止策が不備なため、盗難や器物破損が急増し、警察のリソースをひっ迫させているとしている。米国では車を盗む過程を撮影して交流サイト(SNS)に投稿する「窃盗チャレンジ」が増えており、その責任を問われる形となった。提訴したのは米オハイオ州クリーブランド、ワシントン州シアトル、ミズーリ州セントルイスのほか少なくとも5都市で、両社がコスト削減のため盗難防止技術を導入しなかったと主張している。その結果、両社の車は盗みやすさから狙われ、都市の安全性が低下したと述べた。各都市が現代自と起亜に求めている損害賠償額は明らかにされていない。
現代自と起亜、米の一部都市が提訴 車の盗難増で
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