米誌タイムは13日、2023年版「世界で最も影響力のある100人」にロシアで拘束されているウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のエバン・ゲルシコビッチ記者(31)を選出した。今年のリストにはゲルシコビッチ氏のほか、イラン人記者で同国刑務所に収容されているエラヘ・モハマディ氏とニルーファル・ハメディ氏も選ばれた。イラン国内の反政府デモを報じた功績がたたえられた。タイムのサム・ジェイコブス暫定編集長は記者3人が選出されたことについて、彼らの仕事の重要性を強調するだけではなく、彼らの置かれた状況にも焦点を当て、釈放を求める運動に加わる意図があると説明した。今回の選出にあたり、タイム誌は「ロシアに関する報道で偽のスパイ容疑をかけられているWSJのエバン・ゲルシコビッチ記者の功績は、報道の自由を支持する世界中の人々を奮い立たせた」と言明。「われわれは、エバンの報道への献身をたたえ、彼の即時釈放を求めて共に立ち上がる」とした。
拘束中のWSJ記者、タイム誌「最も影響力のある100人」に
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