米動画配信大手ネットフリックスは18日、1-3月期(第1四半期)決算を発表した。パスワードの共有を制限する新たな措置については、6月末までに米国を含め対象地域を拡大する方針を示した。かつて会社の成長を支えた郵送によるDVDレンタル事業は終了する。1-3月期に有料会員は175万人増え、2億3250万人となった。ネットフリックスは前年同期に10年ぶりに会員数が減少したことを受け、広告付きプランやパスワード共有制限を開始するなど、顧客基盤の拡大策を打ち出してきた。ネットフリックスは株主宛ての書簡で「2023年は良いスタートを切った」とした。今回は、新たな経営体制で初の四半期決算発表となった。共同創業者のリード・ヘイスティングス氏は1月に共同最高経営責任者(CEO)を退き会長に就き、グレッグ・ピーターズ氏とテッド・サランドス氏が共同CEOに就任した。