ソーシャルメディア上に機密文書が流出したことを受け、米政府は機密文書の漏えい防止対策を急いでいるが、一部の政府関係者は、この取り組みが行き過ぎとなり、機密情報に頼って仕事をする人たちの合法的なアクセスを抑えてしまうのではないかと懸念している。米空軍州兵のジャック・テシェイラ容疑者は13日、政府の機密資料を流出させた容疑で逮捕された。国防総省などは、一部の情報の配布先を絞り込み、以前に情報を受け取っていた人のアクセスを制限するなどの対策を続けている。国防総省と一部の情報機関はここ数日、機密情報へのアクセスの制限に動いているが、当局者らは詳細を明らかにしていない。ロイド・オースティン国防長官は今週に入り、同省の情報セキュリティーに関する手順を45日間かけて「見直し、評価する」とメモで発表した。