リビアの強力な民兵組織指導者がスーダンの準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」を支援する一方、エジプト軍は国軍側に軍事支援を行っている。事情に詳しい関係者らが明らかにした。スーダンの戦闘に地域の大国が巻き込まれる可能性がある。関係者らによれば、リビア東部を支配する民兵組織のハリファ・ハフタル司令官は、RSF向けに軍備品を届けるため、少なくとも一機の貨物機を現地に派遣した。一方、エジプト政府はスーダン軍向けに戦闘機やパイロットを供与したという。外部勢力が関与することで、スーダンでの戦闘は危険な水準にエスカレートして衝突が拡大することも考えられ、停戦を仲介する米国や国連などの動きにも影響が生じる可能性がある。