ロシアはウクライナ侵攻に対する反対論の封じ込めで、反逆・スパイ罪を利用する傾向を強めている。ウラジーミル・プーチン大統領が法律の解釈を広げ、反体制派への弾圧を強めるようになったことが引き金だ。  昨年の侵攻開始前に比べて、言い渡される刑期は長くなることが多い。かつては罰金や執行猶予付きの処罰で済んでいた政府への反対行動についても、検察側はテロリズムや過激主義など、一段と重い罪状を加えることが顕著になっている。ロシアの弁護士や人権擁護派らの取材で分かった。