中東当局者によると、ロシアの船舶はカスピ海経由で砲弾などイラン製の弾薬を大量に輸入している。ロシアとイランの協力を阻もうとする米国と同盟国にとって、難題が増えている格好だ。当局者の話やウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が確認した資料によれば、この半年間でイランからロシアに向け、砲弾30万発余りと銃弾約100万発が海上輸送された。複数の関係者によると、この情報は米国と共有されている。イランの国連代表とロシア国防省はコメントに応じていない。米国家安全保障会議(NSC)はコメントを避けた。米当局者によれば、イランはロシア軍へのドローン(無人機)の主な提供国でもあり、米国と同盟国はイランの兵器輸出を阻む方法を模索している。