インドの人口は年内に世界最多となる見通しで、大きな節目を迎えようとしている。中国に匹敵する製造大国として、そして将来的には世界最大の市場として台頭する可能性がある。
インドにはその可能性を実現する責務があり、失敗すればその責任を負うことになる。
国連が新たに公表した推計によると、インドの人口は2023年半ばまでに約14億2900万人に達し、中国の14億2600万人をわずかに上回る見通しだ。米世論調査機関ピュー・リサーチ・センターによると、米国と中国で急速に高齢化が進む一方、インドでは25歳未満が人口の4割以上を占めている。