米連邦準備制度理事会(FRB)が金融政策の正常化へとかじを切る中で、市場の規律がようやく機能を取り戻してきた。今回市場での試練の犠牲になったのは、米小売り大手ベッド・バス・アンド・ビヨンドだ。同社は23日、日本の民事再生法にあたる連邦破産法第11条の適用を申請した。何年にもわたって、消費トレンドの変化にさらされ、損失を出してきた同社は、金利上昇を受けて経営を維持できなくなった。  ベッド・バスは10年前には、実店舗型企業のスターとして160億ドル(現在の為替レートで約2兆1450億円)の株式時価総額を誇っていた。