2022年は投獄されたジャーナリストの数が過去最多となり、世界で報道の自由が損なわれていることを示している。報道の自由を擁護する団体「ジャーナリスト保護委員会(CPJ)」が明らかにした。CPJによると、昨年は30カ国以上で363人のジャーナリストが収監され、その数が最も多かったのはイラン、中国、ミャンマーだった。全体数は15年からほぼ倍増し、CPJが30年前に記録を取り始めてから最多となった。CPJのデータは、各年の12月1日時点の瞬間的な数字であり、その年に収監され釈放されたジャーナリストは含まれていない。先月ロシアでウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のエバン・ゲルシコビッチ記者(31)が拘束された件は、ジャーナリストに対する攻撃が増えていることを改めて示す例だ。