シリア上空でロシアの戦闘機やドローン(無人機)による米軍への挑発的行為が増えているとして、米側が懸念を強めている。米ロの間で致命的な誤算が生じるリスクも高まっている。米当局者らは24日遅くの発言で、ロシア軍機が米ロの長年の合意に反する行為に及ぶケースがここ2カ月間で頻発していると指摘した。ロシア軍機はシリア上空で米戦闘機に危険なほど異常接近し、シリアに駐留する米部隊の上を飛行するという。米中央空軍を率いるアレクサス・グリンケウィッチ中将は「ある種の誤算が起きてもおかしくない状況になっている」と述べた。さらに、ロシア空軍について「これまで見たこともないような、プロ意識の崩壊を示している」とした。ロシア国防省は25日時点でコメントの要請に応じていない。
米ロ戦闘機、シリア上空でニアミス頻発 米が懸念
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