米国は韓国が核兵器開発を断念する見返りとして、北朝鮮から攻撃を受けた場合に米国が「核の傘」を含む戦力で韓国を守る「拡大抑止」に関する協議において、韓国に大きな発言権を与えることに合意した。米当局が明らかにした。今回の合意により、韓国を防衛するために米国の核戦力を使うことについて韓国側が求めていた協議の場が設けられることになる。ただ、核戦略の標的や作戦の実行については、米国が引き続き決定権を有することになる。また、韓国は核武装しないことをあらためて表明する。訪米中の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は26日にホワイトハウスでジョー・バイデン米大統領と対談し、両政府が今回の拡大抑止の強化について「ワシントン宣言」として発表する。