欧州自動車大手ステランティスは、一部の分野でコストを削減し電気自動車（EV）への移行に必要な資金を確保するため、ホワイトカラーと時間給の従業員の希望退職者を募集し、一時金支払いを提示する予定だ。従業員宛て電子メールで明らかになった。ステランティスのマーク・スチュワート北米最高執行責任者（COO）が送ったメールをウォール・ストリート・ジャーナル（WSJ）が確認した。メールは26日午前に従業員に送られたもので、詳細は来週通知するとしている。人員削減の規模に関する記載はなかった。同社の広報担当者は希望退職募集の対象について、米国とカナダの時間給従業員3万1000人と給与制従業員2500人だと述べた。