米連邦準備制度理事会(FRB)は5月3日まで開催する連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利上げに踏み切る公算が大きい。同時に、過去40年間で最も早いペースで進めてきた利上げ局面の停止が議論の争点になるとみられる。クリーブランド地区連銀のロレッタ・メスター総裁は4月20日、「FRBの引き締め局面は始まりよりも終わりにずっと近づいている」との見解を示した。今回の会合では、利上げ局面がどれほど大詰めを迎えているかが議論の焦点となるだろう。FRBが今後の政策行動について発信するメッセージが、個々の会合における金利決定と同じくらい重要になり得ると当局者は考えているからだ。FRBが会合後に発表する政策声明、およびジェローム・パウエルFRB議長の記者会見で慎重にシグナルを送り、選択肢を残しておく可能性が高い。
今週のFOMCは利上げの公算大 打ち止め争点に
慎重にシグナルを送り、選択肢を残しておく可能性
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