コンピューターが人間並みの認知能力を持つシステム「汎用(はんよう)人工知能(AGI)」は、数年以内に実現できるかもしれない。アルファベット傘下のAI企業、グーグル・ディープマインドのデミス・ハサビス最高経営責任者(CEO)は2日、そう語った。ハサビス氏はウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)主催のイベント「フューチャー・オブ・エブリシング・フェスティバル」に登壇し、AI研究はすでに急ピッチで進んでいるが、さらに加速する可能性があると述べた。「ここ数年の進歩はかなり驚くべきものだった」とハサビス氏は指摘。「その進歩が減速する理由は見当たらない。むしろ加速するのではないか。だからあと数年、たぶん10年以内には到達する可能性があると私は思う」と述べた。