米国予防医学専門委員会は9日、40~74歳の女性は1年おきに乳がん検診を受けることが望ましいとする勧告案を示した。推奨開始年齢を従来よりも10歳引き下げたが、一部の医師が推奨する毎年の健診までは踏み込まなかった。同委員会はこれまで、40代の女性については医師と相談しながら検診開始時期を決めるよう勧告していた。このガイドライン案であれば、従来の勧告よりも約20%多くの命を救うことができると同委員会は述べた。同委員会のメンバーでタフツ医療センターの臨床意思決定部門の責任者であるジョン・ウォン氏は「40代の女性はかつてないほど乳がんを発症している」とし、「40歳からの検診は、乳がんで死亡する確率を下げることができる」と述べた。