動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」親会社である北京字節跳動科技(バイトダンス)が米国でのショッピングプラットフォームの展開を延期した。TikTokの将来を巡る懸念を背景に小売業者が出店をためらっており、世界的な人気アプリでさらなる収益化を狙うバイトダンスの戦略の足かせとなっている。複数の関係者によると、バイトダンスは春先に予定していたショッピングプラットフォームの運用開始を延期した。全ての小売業者が対象で、運用開始は早くても6月になるという。ただ、米国でTikTokが禁止されるかもしれないという業者の懸念のほか、ライブストリーミングによる電子商取引の普及が遅れていることから、実際の運用はさらに延期される可能性がある。
TikTok、米ネット販売事業への本格参入を延期
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