米アルファベット傘下のグーグルは10日開催した年次開発者会議「グーグルI/O」で、検索エンジンに搭載する対話機能を発表した。併せて、人工知能(AI)を活用した自動会話プログラム(チャットボット)「Bard(バード)」の英語版の提供地域を拡大することも明らかにした。利便性の高い生成AI製品の開発で米マイクロソフトや多くのスタートアップとしのぎを削るなか、グーグルが本領を発揮する。グーグルは検索の新時代が幕を開けたとし、「生成系検索エクスペリエンス(Search Generative Experience)」と呼ぶ一連の機能を発表。AIプログラムを用いて、さまざまな質問に対してより長文の要約を提供する。検索エンジンと対話を続けられる新しいインターフェースが開き、ユーザーは次々と質問を投げかけることができる。