西側諸国の企業は「世界の工場」としての中国の代役を確保しようと躍起になっている。「中国プラスワン」と言われる戦略だ。インドも「プラスワン」の座を射止めるため、総力戦で取り組んでいる。中国に匹敵する労働人口と国内市場を抱えるのは世界でインドだけだ。国連では、インドの人口が中国を抜き、近く世界最多になると分析している。西側諸国の政府は民主主義国家のインドをパートナーと位置づけており、インド政府もビジネス環境の改善に向けた取り組みを進めている。アップルがインドにおける「iPhone(アイフォーン)」生産の大幅拡大を決めたことは、インドにとって大金星となった。これには新型iPhoneのインド生産前倒しも含まれる。
中国にライバル登場 インドが狙う「世界の工場」
西側企業で広がる「次の中国」探し
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