米アリゾナ州フェニックス近郊在住の共和党支持者、ジョン・ハウクさん(63)は、米国がデフォルト(債務不履行)に陥って信用を落とすことは望んでいない。だが、軍事費を削減すれば国境警備を脅かしことになりかねず、メディケア(高齢者向け医療保険)や社会保障を削減すれば、資金を拠出している米国民への約束を破ることになると懸念している。「お金を刷るのをやめてほしい」とハウクさん。「米国はデフォルトすべきか? ノーだ」ジョー・バイデン米大統領と共和党がデフォルト回避に取り組むなか、有権者の多くは望ましい選択肢がほとんどないとみているようだ。合意が得られなければ、米国は来月にも史上初のデフォルトに陥る。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が最近行った世論調査では、議会は連邦債務上限を引き上げるべきではないとの回答が45%に上った。引き上げを支持するとの回答は44%だった。
米債務上限問題、国民の本音は?
最新のWSJ調査によると、国民の約半数が上限引き上げに反対
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