報道の自由を擁護する団体「ジャーナリスト保護委員会(CPJ)」のジョディ・ギンズバーグ代表は24日、誤報や偽情報の拡散を阻止するために設けられた法律が、逆に委縮効果をもたらしているとし、一部の国では独立した報道を阻止するためにこうしたルールが利用されていると述べた。ロンドンで開かれたウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)主催のイベント「CEOカウンシルサミット」に出席したギンズバーグ氏は、報道の自由に関するパネルに参加し、「政府はジャーナリストにとって安全ではない環境をますます積極的に作り出している」とした。同氏はまた、2022年2月のウクライナ侵攻後にロシアで導入された法案のような例にも言及し、政府の意向に反する表現を罰する法律が報道の自由を抑圧するために利用されていると続けた。
ジャーナリストへの法的脅威高まる 拘束者数は30年ぶり規模に
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