米ノースダコタ州のダグ・バーガム知事が2024年大統領選の共和党指名候補争いに加わる見通しだ。事情を知る関係者が明らかにした。バーガム氏は6月7日に同州ファーゴで「重大発表」を行う準備をしているという。共和党では今週、ティム・スコット上院議員とフロリダ州のロン・デサンティス知事が立候補を表明した。全米を対象とする世論調査ではこれまでドナルド・トランプ前大統領が他を圧倒している。資産家のバーガム氏は自ら起業した小規模のソフトウエア会社を、2001年に米マイクロソフトに11億ドル(現在のレートで約1540億円)で買収される企業に育て上げた。形式張らない態度と扇動的でない語り口で知られ、トランプ氏とは好対照をなす。最近のメディアインタビューでは、米国の政治的分断への懸念を表明し、米国人の6割はその意見が十分反映されない「サイレントマジョリティー(物言わぬ多数派)」だとの見方を示していた。