ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の記者で米国籍のエバン・ゲルシコビッチ氏(31)の弁護団は25日、ロシアの裁判所が同氏の公判前勾留を少なくとも8月30日まで延長した決定に対し異議を申し立てた。ロシアでは米国人が拘束された場合、公判前の法的手続きが長引くことが通例で、弁護団は勾留期間を短縮するよう求めている。ロシア国営通信社RAPSIによると、モスクワのレフォルトボ地方裁判所の判事は今週、ロシア連邦保安局(FSB)が要請していたゲルシコビッチ氏の勾留延長を認めた。ゲルシコビッチ氏は3月29日、ロシアのエカテリンブルクを取材で訪れていた際にFSBにスパイ容疑で拘束された。WSJと米政府は容疑を強く否定している。当初の公判前勾留期間は5月29日までだった。
WSJ記者の弁護団、ロシアの勾留延長に異議申し立て
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