銀行と同様、ノンバンクの大手投資会社も資金調達懸念にさらされている。ただし、その様相は異なり、程度も同じではない。こうした投資会社の株価が預金取扱銀行をアウトパフォームし続ける可能性があるのは、まさにそれが大きな理由だ。  アポロ・グローバル・マネジメントやブラックストーン、KKRといった、プライベートエクイティ(PE)やプライベートデット(PD)などオルタナティブ資産の運用を手掛ける投資会社は、最近の銀行業界の混乱に乗じる態勢が整っているように見える。昨年は(投資会社が銀行を介さずに直接融資する)プライベートクレジットで資金調達した買収が急増した。